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映画全体の感想としては特に深い感動とかはなかったですが、何も考えずに観るぶんには「楽しかったね」と言える映画だったと思います。
が、ちょっとでも何かを考えて観た場合、気になることは多々あり、それに対する受け皿が用意されてないように感じることが「どうなん?」と思ってしまいます。
「設定」を気にする人にはすっきりしないモヤモヤ感が残る作品であること間違い無しだと思います。
特に今回、エルサの出自、魔法の秘密等々、「謎が明かされる!」的にうたってますので、なおさら「その気」で観に行ってしまうと思うのですが、結論から言うと謎に関しては何も明かされていない不完全燃焼さを感じました。
が、個人的にはそこに対して強い文句はありません。
無理矢理作られた続編なんて所詮そんなものだろうフィルタが作用しており、そもそも前作からしておとぎ話のようなお話なので、明確な設定は求めてなかったことが幸いして、あまり言うことはないです。
中ノ浦さんはそこが強く気になったようですが。
前作「アナと雪の女王」は過去にお話ししたことがあるのですが、その際、個人的に気になっていたことがいくつかありました。
①人の話を聞かないアナ
前作を観ていた際に一番気になったのがこれ。「この女嫌い」まで思いました。
前作でエルサが思い詰めてしまった原因の一因は、アナがエルサの話をちゃんと聞こうとしてなかったこともあるんじゃないかと思っていたので、今回アナがどういうキャラクターになっているのかが一番気になりました。
②人間の仲間がいないクリストフ
幼少の頃はトロールに育てられ、成長した今でも心を通い合わせる相手がトナカイしかいない、悲しい青年。
そんな青年が前作では事件の解決にむちゃくちゃ貢献しましたし、その結果アナとも懇意になったはず。
なのにアナとクリストフの顛末は描かれることはなかったので、その後どうなったのか気になりました。
③貢献したのに認定業者扱いのクリストフ
上記に関連して、事件の功労者の割に、与えられた褒賞は国公認の氷運び屋という、明らかに割の合ってなさ。(本人は喜んでましたが)
氷なんてエルサがなんぼでも自由にできように! その後、あの国での彼の生活が心配で仕方がない!!
まあこれも結論から言うと、今作ではそこが解消されていたので、自分としては「良かったね」と思える物語でした。
というようなことをあれやこれやとお話ししている今回です。
【サワダシンヤ × 中ノ浦】
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